働く男性

離職票を、以前の会社からもらわなかった場合

以前の記事に、雇用保険上の「失業」とは、どういうものなのか、ということを書きました。それで次回は、その時の記事を踏まえたことを書く予定、と最後に書いていたのですが、急遽、厚生労働省からの雇用保険、基本手当日額の変更の発表があったために、今回になりました。

参考:その時の記事→「失業」とは、何かと、すぐに働くことができない場合について

失業しているからこそ、失業給付が支給されるわけですが、最初から、働く意志のない人にまで、失業給付を出すとまではいっていないということなのですね。

ですが、ほとんどの人は、会社を辞めた時に、ハローワークに提出する離職票をもらうか、受け取りに行っているはずです。

たとえ、結婚したので、退職という場合や、病気のために退職という場合であっても。念のため、ということで。

 

以前にも書きましたが、事情のある人の場合、失業給付は「退職した翌日から1年以内」という基本手当を受けることのできる期間を延長することが可能です。ただし、ハローワークで延長の手続きをしないといけない、ということを書きました。

 

会社を辞めた時に失業給付を受ける予定にしていた人の場合、ハローワークに「求職の申込み」に行く時にもっていく「離職票」を以前の会社からもらっているはずですので、それを添付したうえで、ハローワークに提出することで、受給期間の延長の申請ができることになっています。

 

「離職票(雇用保険被保険者離職票)」については、会社側からハローワークに「離職証明書」を提出することで、「離職票」が出ることになっています。「離職証明書」については、離職前に本人が記名押印か、自筆による署名をすることになっていて、それに基づいて、離職後に、「離職票」が届きます(会社から離職票が交付されない場合や、小規模会社にあるのですが、社長や役員、会社側の人がいなくなってしまった、会社自体がないなど行方不明の場合等については、お住まいのハローワークに相談してみてください)。





 

離職票をもらわなかった場合

しかし、最初から、退職後仕事をするつもりがないからと言って、会社から離職票をもらわなかった(自分から要らないと言った)場合、どうすればいいのでしょう。

 

特に、退職後、一定期間経過した場合、どうすればいいのか。以前に勤めていた会社から離職票をもらうことはできるのか、ということを心配に思う人もいるでしょう。

 

結論をいえば、「離職者から請求があったときは、離職証明書をその者に交付しなければならない」ということになっています。

会社は従業員が離職したら、その翌日から10日以内に雇用保険の資格喪失届と離職証明書をハローワークに提出しなければなりません。その書類(雇用保険の資格喪失届と離職証明書)を受けたハローワークは、離職票を発行します(ハローワークが離職票を発行して、会社経由で本人に届く)。

 

会社がハローワークに提出する「離職証明書」は、離職する前に本人が記名押印または本人が署名することになっているので、その時に、必ず「離職理由の記載内容」についても確認しておきましょう。

上記のとおり、「離職票」は、退職した時に会社側から提出される「離職証明書」に基づいて、ハローワークから交付されるものです。それを本人に渡すことになります。

あくまでもハローワークを通じてから、となります。

しかし、本人が退職後、すぐには再就職するつもりがない、結婚退職して専業主婦になるので仕事をするつもりがないなど理由で、離職票の交付を希望しない場合は、離職票は交付されないことになります。

 

ですが、後になって離職票が必要となる場合もありますので、後日交付を希望する場合は、あとから離職票の交付を受けることは可能です。

 

離職票が必要になった時には、以前の会社に対して「離職証明書」を出してもらうように言って、その「離職証明書」をハローワークに提出することによって、離職票の交付を受けることができます。

(こちらについても、離職証明書の請求をしても、前の会社が離職証明書を出してくれないなどの場合は、その旨をお近くのハローワークに言ってください)。

 

後になって必要になった場合であっても、失業給付自体は、受給期間が原則、退職した翌日から起算して1年となりますので、ご注意ください。

また、離職の理由(会社都合なのに、自己都合にされていたなど)に会社の理由に異議がある場合は、ハローワークにいっておきます。黙っていては、そのままにされます。離職の理由を決めるのはハローワークです。

最終決定は会社が決めるのではなく、ハローワークになります。