失業保険をもらってから、病気になったり、ケガをしていたらどうする?

なにがあるかわからないのは、失業保険をもらっている間も同じことです。病気になったり、ケガをすることもあることでしょう。

 

雇用保険の法律上の定義では、「失業」とは、被保険者が離職し、労働の意思及び能力を有するにもかかわらず、職業に就くことができない状態にあること、となっています。

 

上記のように決められていますので、1、労働の意思があること、2,労働の能力、すなわち就職できる環境や健康状態にあって、いつでも働くことができるという能力があること3,積極的に就職活動しているにもかかわらず、職業に就くことができない状態にあること、の3つがそろっているのかを、ハローワークで認定するわけですね。

 

では、この「労働の能力」を判断する際に、病気になっていたり、ケガをしていたりしたら、どうなるのでしょう。

 

失業保険を受給している人は、わかることですが、4週間に1回、ハローワークに行って、上記の定義のとおり、「失業」しているかどうか、「失業の認定」をする「失業認定日」があります。4週間ですから、28日間の失業の状態、就職活動の状況を確認するわけですね。

 

この失業認定日は、ハローワークが指定します。原則として、この失業認定日にハローワークに行って、認定してもらわないと、失業給付がもらえないのですね。

 

しかし、やむを得ない理由があって、ハローワークに行けない場合、4週間後の次回認定日の前日までに、理由が記載されている証明書(採用試験などの「面接証明書」、「採用証明書」など)があれば、それを提出することで、例外として、認定日を変更することができます。

 

さらに、この「次回の認定日」までに認定日変更の手続きが出来なかった場合でも、理由が書いてある証明書があれば、「次回の認定日にまとめて認定」を受けることができる場合もあります(天災、交通事故、14日以内の病気やケガなど)。

 

ハローワークの説明では、「やむを得ない理由がやんだ後に来所すれば、失業の認定を受けることができることになって」いるとのことです。ハローワーク側に判断してもらうので、早めに相談しておくといいでしょう。病気になってしまった、ケガをして入院、ということで、もう失業給付がもらえないのだ、と自己判断しないで、ハローワークに相談しましょう。

 

ところで、上記に14日以内の病気やケガの場合、と書きました。14日以内の病気やケガでしたら、比較的重くない病気やケガでしょう。しかし、それが15日以上になる場合は、どうなるのでしょうか?

 

15日以上になると、失業保険ではなくなるのです。雇用保険の基本手当に代えて同額の傷病手当が支給、と決められています。「傷病手当」になるのですね(「傷病手当支給申請書」や病院の証明書の提出など手続きは必要です)。失業給付をもらったことと同じなるので、傷病手当を受給したら、その日の分は、給付日数が減ります。

 

さらに、30日以上の長期の病気やケガ(入院などの場合)は、上記のとおり「傷病手当」をもらうことで、失業給付のかわりにするか、「受給期間延長」(延長としては最大3年まで)の手続きをして、いったん、失業保険を受けないことにして、治ってから再度、失業保険を受給するかに、なります。

30日以上の長期にわたる病気やケガの場合、ハローワークの職員とよく相談して、どちらにするかを決めてください。