採用側から見た面接とは

今回は、趣向を変え、面接をする企業向けに書いてみました。これを書くことで、もしかしたら、面接を受ける側にも有益な情報になるかもしれないからです。敵を知り己を知れば百戦危うからず、ということです。失業中でも就職活動は行わないといけませんからね。

 

特に、最近は人手不足と言われ、新卒者の内定辞退も多く発生していると聞きます。会社の心象を悪くするような面接をしていますと、たとえ企業側が「採用」と言っても、応募者から断られることにもなりかねません。それと同時に、応募者側もこのような面接をする会社には採用と決まっても、本当にそれを受けるのかどうかを再度自分の中で確認してみてください。

 

採用のための面接に関しての留意点

タバコの臭いが充満している部屋でとか、書類が散乱しているなかでの面接は会社の状況も見られます。採用してやるんだからと、上から目線の面接を行ってもいいことはありません。たとえ、採用に至らなくても将来のお客様になるかもしれない人なのですし、これから部下として一緒に働く人に対して、最初から高飛車に接するのでは、やる気を削ぐことになります。

 

面接時に本来は聞くべきでないこと

最近は個人情報保護のからみもありますし、あまり仕事に関係ないことを聞いてはならないとなっています。センシティブ情報をしつこく聞き出すことは、SNSの発達した今の状況では、書き込みされることもあります。

 

仕事とは無関係のこと、家族はどうなのか、お父さん(既婚女性はご主人)はどんな仕事をしているのか、ご両親はいるのか、母子家庭なのかなど、更に言えば、本籍地や出身地の地区など仕事やその人の能力に関係ないことを聞くのは避けるべきです。

また、思想に関することも面接時の質問に使わないほうがいいでしょう。どの政党を支持しているか、さらにはどの新聞を購読しているのかなどです。信じている宗教も避けるべき質問です。

 

その他、セクハラと言われかねない言動にも注意しましょう。結婚しても働くのか、子どもは作る予定があるのか、出産後も働く気があるのかなども面接時に聞くような質問ではありません。

 

聞いておくべき質問

逆に聞いておくべき質問をしていないといけません。まずは人間性を見るべきなのです。その会社にも社風があるでしょうから、会社の社風にあう人なのかを見極めないと、お互いに不幸です。そのうえで、仕事に能力が活かせそうなのか、やる気があるのかどうかを見ていきます。

 

中途採用でしたら、今までの仕事でどのような結果を出してきたか、どのようなことに取り組んだことがあるのかが重要です。当社で、この仕事を通じて、いままで培ったことを活かしていきますか、などの今までの経験を踏まえたうえで、これからのことを聞くといいでしょう。新卒採用の場合は、アルバイトや学生時代の経験をどのように活かせそうなのかを聞くことになります。

 

いずれにしても、やる気なし、仕事に対して、いやいや働くという人を採用しては結局、採用し直すことになりかねません。履歴書などの応募書類だけではわからないこと、リアルに会ってこそわかってくるような質問をするべきでしょう。

 

また、質問ということではないのですが、お互いの意思疎通のためにも、待遇に関することは面接時にも説明しておいたほうがいいでしょう。給料はいくらくらいになりそうか(給与の締め日なども)おおよその残業時間、休みや代休、福利厚生、仕事の内容、お客様はどのような人が多いのかなどです。応募者にも確認の意味を込めて説明しておけば安心です。