昨年度の上半期、半数近くの会社が中途採用で人材確保ができなかったとのこと

今までも何度もブログに書いてきているように、今は、売り手市場です。中途採用を増やすという企業のほうが圧倒的に多いのですから、減らすと答えた会社のほうがかなりの少数派になります。

 

それが統計にも明確に表れていました。肌感覚とか、単に感じたというものではなく、人を採用するほうが難しい状況です。一番多いのは、「変わらない」なのですが、それでも採用ができなかった企業もあるので、変わりがないとの答えでも、実際には中途採用が増えているのではないでしょうか。人手不足が言われている業界では、現実に、それもかなり深刻になっているのがよくわかります。

 

今回、発表になった調査結果では、「正規社員」と書かれていましたので、パート、アルバイトの不足という点ではなく、いわゆる正社員雇用の問題となります。

 

私のブログを読んでいただいている人、これから転職をする人にとっては、職が見つけやすくなり、朗報なのですが、すでに会社で人事に所属し、採用担当者となっている方にはかなり苦戦を強いられる状況かと思います。

 

リクルートワークス研究所が発表した調査結果が出ました。

参考:リクルートワークス研究所
中途採用調査 | 調査結果

 

2016年度上半期の中途採用実績、2017年度の中途採用の見通しに関する調査を行って、4,768社からの回答ということです。この「中途採用実態調査」(2016年度上半期実績、2017年度見通し)結果によると、2017年度の中途採用の見通しについては、「増える」14.7%、「減る」4.3%で、さらに増加の見通しとなっています。

 

また、2016年度上半期の中途採用で人員を確保できなかった企業は46.5%ということで、約半数近くの企業が人員を確保できていません。

 

残業が多い、休日出勤が多いは、離職理由につながることに

調査結果の中身についてもう少し詳しく見てみましょう。

上記に書いたとおり、2017年度の中途採用の見通しについては、「増える」(14.7%)が「減る」(4.3%)を大きく上回っている(+10.4%ポイント)とのことですが、特に大企業、従業員規模5,000人以上の会社において、増えるとこ回答が21.0%にもなっているそうです。

 

そのような業界なのか、業種別でみますと、

業種別(小分類)に見ると、「増える」が「減る」を大きく上回っているのは、飲食サービス業 (+26.0%ポイント)、情報通信業(+16.5%ポイント)、小売業(+15.9%ポイント)などである。

今までからもこのブログで何度も書いてきた、飲食業、IT関連業、小売業で人手不足感が高いためか、増えるとの回答が多いようです。

 

これから転職を考えている人にとって朗報なのが、「2017年度の採用において、正規社員の採用に占める中途採用の比率を前年より高める企業は11.1%」もあるということです。前年と同じというのが、このような調査では多いものですが、それでも比率を前年より高めると答えている企業がこれほどあるということだと感じました。

 

さて、2016年度上半期で中途採用を行った理由についても調査結果にありました。

71.2%の企業は「欠員補充のため」としている。 「自社の業績の変動により人材が必要となったため」が高いのは、半導体・電子・電気部品(66.1%)などである。

ほとんどが誰かが辞めることになったので、募集するということです。それだけ転職活動、人材の流動化が進んできたのでしょう。

 

しかし、それでも会社側にとっては欠員補充ができていないようです。それも統計に表れていました。上にも書きましたが、
「2016年度上半期の中途採用において、人員を確保できなかった企業は46.5%となって」いたそうです。

 

少し心配なのが、その欠員に対する対応方法です。現在いる社員にあまりにもしわ寄せがいくようでは、残っている社員も転職を考えないかと思うからです。

 

人数を確保できなかった企業のうち、「既存社員の残業・休日出勤」で対応するのが32.2%、「派遣社員の調達」が29.5%である。

 

一時的な欠員で数ヶ月様子を見ながら採用活動を続けると考えているのでしたら、派遣社員を増やすことでなんとか仕事をまわしていくことも考えられるでしょうが、既存社員の残業や休日出勤にたよっていると、これはかなり問題です。このような理由、すなわち、残業が多い、休日出勤が多いということは、今いる社員の離職理由にもなります。

 

また、現在は政府も働き方改革をかかげ、以前よりも労働環境に目を光らせていることですし、あまりにも行き過ぎた例は報道されるようにもなっていますので、過酷な労働環境では、さらに人が集まらないという悪循環になる元と考えるからです。


 

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