転職するにはいい時期なのですが、業界間でも違いあり

転職するにはリーマンショックの頃と比べると格段によい時期なのですが、転職した先で人手不足が深刻になっていて大変なこともあるでしょう。

 

正社員、正社員でないにも関係なく、統計が出るたびに、深刻さが増しているように感じています。

 

「正社員不足は51.1%、企業の半数超に 」ということで、半分以上の会社で正社員不足になっているという事態です。

特に、「情報サービス」は4社に3社で正社員不足とまでなっています。

人手不足に対する企業の動向調査(2018年1月) | 株式会社 帝国データバンク[TDB]

 

今、企業に成長の要因を聞きますと、機材関係はどうにかなるが、人の確保が難しいという話をききます。

それがネックになって生産をアップできないという会社もあることでしょう。

 

人さえいれば、もっと仕事を受注できるのに、という企業もあると思われます。

 

そうなりますと、給与をあげて他よりも魅力的に見せないといけないことにもつながります。

人件費のアップですね。少しでも条件がいいところに人が動く可能性があるからです。

 

労働者側からみれば、これほどいい時期はありません。リーマンショックの頃は、失業を恐れて、ということもあったでしょう。しかし、これほど転職市場が活発化して、求人倍率もアップしています。

 

特に、インターネット関係、ソフトウェア開発、エンジニアの不足で、人の採用が困難な事態になりハローワークだけでなく、転職支援サービスを利用するなど、求人を出しても応募者がいないなどで、会社側も必死です。

 

転職する労働者からみたら、条件を出しやすい環境にあるということです。能力ある人は引っ張りだこですからね。

 

今までは正社員の場合は、新卒採用が中心の会社でも中途採用を増やしたりしていてもそれでも欠員が埋まらないということもあります。

 

中には、休みが取りにくいことから転職を考えたのに、転職した先で、働き始めたらまわりで欠員が出たために忙しくなってしまい、転職した先でもやはり休みが取りにくい状況になってしまった、ということもありえることでしょう。

 

正社員の不足は情報サービスで、非正社員の不足は飲食店の業界で顕著に

上記の帝国データバンクのページでも統計結果が以下のようにでていました。

正社員が不足している企業は51.1%と5割超に達した。3カ月前(2017年10月)から2.0ポイント増、1年前(2017年1月)から7.2ポイント増加した。正社員の人手不足は、半数を超える企業で認識しており、調査開始(2006年5月)以降、最高水準での推移が続いている。業種別では「情報サービス」が74.0%でトップとなった。以下、「建設」や「運輸・倉庫」「メンテナンス・警備・検査」など8業種が6割台となった。

ここでも、人手不足のトップは、「情報サービス」です。

 

最近、物流、配送でドライバーが不足しているとか、建設現場で人が不足しているとかニュースでも話題になっているので、知っている人も多いかと思います。

 

1年前から比べると7.2ポイント増というのも実感できることでしょうが、ほんの3ヶ月前から比べても人手不足となっているのです。

 

非正社員、すなわちアルバイト、パートでしょうが、こちらも不足していることを感じます。

 

非正社員では企業の34.1%が不足していると感じている(3カ月前比2.2ポイント増、1年前比4.6ポイント増)。業種別では「飲食店」「飲食料品小売」「人材派遣・紹介」「娯楽サービス」などで高い。上位10業種中6業種が小売や個人向けサービスとなっており、消費者と接する機会の多い業種で不足感が高い。

以前にも、飲食店で人がアルバイトが集められず、人手不足のために店を閉める時があったことが話題になっていました。

 

非正社員の場合は、飲食、個人向けサービス、小売のような人対人、消費者と直接接するような職種で不足が顕著な傾向になっています。

 

以前なら、地域のチラシで求人を出せば人の採用は簡単に出来ていたものが、様変わりして、アルバイトを集めることに苦戦する店舗もあると聞きます。

 

人工知能によって、これからホワイトカラーの職を奪うといわれていますが、現場で人と直接関わる職は、すぐになくなるものでもなさそうです。

 

地域でも東海、関東、関西で特に人手不足を聞きますが、もう全国的に不足感を感じるようになっているでしょう。

人手不足に対応するため省力化、機械化が進むでしょうが、いきなり解決とはいかない

企業もこれに対応していかないといけないので、人がいなくてもいいように省力化、自動化をすすめる動きが加速することでしょう(これがまた、省力化のためのプログラミングを組む需要が生まれ、そのためのプログラマーの需要が増え、さらにプログラマーの採用が困難になる、という状況を招くことにもなってしまいますが)。

 

ロボット産業も活発化しそうですが、それを考えるのにも人が必要でしょうから、しばらくは人手不足の問題は続きそうです。